浅見光彦シリーズ

オイラは小さい頃から推理ものの本が好きで、シャーロック・ホームズや、怪盗ルパンなどを読みあさったものである。最近は読書をする暇も少なくなり、寝る前に数ページを読むにとどまっている。最近はもっぱら２時間ドラマを録りだめして観る毎日である。
西村京太郎や内田康夫、山村美沙など、事件ものが大好き。

そのオイラが2時間ドラマシリーズの中でもっとも好きな作品が、「浅見光彦シリーズ」である。警察庁刑事局長を兄に持つルポライターの主人公が、次々に事件を解決していくストーリーである。

現在はTBSとフジテレビでの放送となっており、TBSが沢村一樹、フジが中村俊介を起用している。双方ともに好きであるが、どちらかと言うと、中村俊介の方がシックリくるかなという感じがする。これは、作者の内田康夫が、前光彦役で現在光彦の兄陽一郎役をしている、榎木孝明がお気に入りであるとうい事を知ったから、フジが作者公認的なイメージを勝手に持っているからなのかもしれない。

作中の序盤に必ず登場するシチュエーション。主人公の浅見光彦が事件に巻き込まれ、所轄の刑事から粗末な扱いを受けるのだが、本人は兄に迷惑はかけたくないのと、母親が探偵ごっこには反対なので、兄の事はあえて話には出さない。兄は兄、私は私というスタンスを貫こうとするのだが、結局素性を調べられ、兄が警察庁刑事局長とバレてしまい、手の平を返したかの様な丁重な扱いを受けるという、まるで水戸黄門を観ているかのやり取りが毎回繰り返される。これはTBSもフジも同様である。

毎回、事件解決に漕ぎ着けるまでの過程も面白いのであるが、兄が刑事局長というだけで、あれだけ警察が協力してくれるとう有り得ないシチュエーションも面白い。それに、愛車のソアラ。番組中では、スポンサーに配慮した車が使われる、またはエンブレムを加工したりするのだが、このソアラだけはそのまま出てきているのである。

今日、昼間にフジで昔の浅見光彦シリーズがやっていた。榎木孝明主演で伊香保温泉が舞台だったのでつい書いてしまいましたです。