岩魚に恋したヒキガエルだって

中日新聞の記事で気になる記事を発見。

　「神秘の美魚」とも呼ばれるイワナの背に、ナガレヒキガエルが抱きつきながら遊泳？－米原市甲津原の奥伊吹キャンプ場を仕事で訪れた大工河合元夫さん（５８）＝岐阜県瑞穂市＝が先日、場内の池でこんな奇妙な光景をカメラに収めた。スタッフや利用客は「カエルがイワナに恋したのかも？」と見守っていたが３０日朝、抱きついたまま死んでいるのが見つかった。スタッフらは「最期まで一緒だったんだね」と異色カップルの死を悼んだ。


　このカップルが見つかったのは約１週間前。池をのぞいた利用客が見つけ話題になり、河合さんが撮影に成功した。遊泳を何度も確認したキャンプ場スタッフの草野穣治さん（２６）によると「カエルは後ろ足を動かし、楽しそうに泳いでいた」という。

　淡水魚や両生類に詳しい県立琵琶湖博物館の桑原雅之学芸員（４８）によると「オスがメスに抱きつくのは繁殖期の習性。カエル同士ならあり得るが、別の生物を捕まえるのは珍しいのでは」と話していた。

（大橋聡美）中日新聞

　歳を取ったせいか、この手の記事に目を潤ませてしまうオイラ。ここのところパンダのリンリンが亡くなったとか、ペットショップが火事で金魚が死んだとか・・・動物や魚ではあるが、可愛そうでならない。。。まあリンリンは高齢と言う事で、仕方が無いし野生にいるよりは長生きしたのかもしれない。しかし、人間が捕まえ動物園で檻の中で一生を過ごさなければならなかったリンリンははたして幸せだったろうか？美味しい食事も定期的にもらえて幸せな一生だったと願いたい。。。
　ここ最近、家に張ってあるクモの巣を壊す時も一晩かかってこんな立派な巣を作ったのにと何故か申し訳ない気持ちになる（結局壊すのであるが・・・）。蟻んこも出来れば踏まないでと気をつけてみたり、自分でも少し異常かなと思ってしまう。そのくせ肉は大好物だし、矛盾しているんだけど、この気持ちはいつまでも持ち続けたいと思っている。動物や昆虫にしても家族やグループがあるに違いない。急に居なくなったり、目の前で不慮の事故に有ったり、人間は今地球上で一番強い生物であるからそんな事考えた事もないかもしれないけど、仮に人間より大きな知的生物が誕生して、我々人間を動物や昆虫などと同じ様に扱っているとしたら・・・。恐ろしい事です。弱肉強食という自然界のサイクルに則って今があるとしても・・・無駄な殺生も多々有るのではないかと考える今日この頃。。。

そんな中でこの岩魚に恋したヒキガエルの話は、感動を誘ういいお話だと思いました。この二匹は短くても幸せな一生を送れたんじゃないかな～。