犬の価値とは

最近の気になったニュース（共同通信社より）

　目の不自由なお年寄りをかばい、トラックにはねられて死んだ盲導犬を訓練・無償貸与していた財団法人「中部盲導犬協会」（名古屋市）が、高知県のトラック運転手と運送会社に対して計約５４０万円の損害賠償訴訟を名古屋地裁に起こしていたことが４日、分かった。

　全国各地の盲導犬関連団体が加盟する「全国盲導犬施設連合会」によると、盲導犬が犠牲になった交通事故で、関連団体が民事訴訟を起こすのは初めてという。

　訴状によると、２００５年９月２６日午前１０時ごろ、静岡県吉田町の交差点で、横断歩道を歩いていた視覚障害の７０代の男性と盲導犬「サフィー」（６歳、ラブラドルレトリバー）が右折してきた大型トラックにはねられた。男性は頭などに重傷を負い、最後まで付き添っていたサフィーは即死した。

　運転手は０６年４月、業務上過失致傷罪で罰金５０万円の略式命令を受けた。

　中部盲導犬協会は運転手やその会社と補償をめぐって示談交渉をしてきたがまとまらなかった。

（共同通信社）

この中部盲導犬協会は、高知県のトラック運転手と運送会社を相手取り、計約５４０万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴しているらしい。協会は「盲導犬は育成や訓練に多くの費用と時間がかかり、特殊性と希少性がある」としている。ちょっと待てよ・・・。協会の言い分も分からないでもないが、犬自身にはやはり賠償を受ける権利は無いのか？犬自身というのはおかしいが、目の不自由なお年寄りをかばって犠牲になったのに・・・。育成や訓練・・・何だか単なる道具としか見られていないようで寂しく思うのはオイラだけであろうか？犬への保障は何も無い・・・。へたな人間より保障を受けてもいいような立派な犬だったと思うんだけど・・・。

サフィーのご冥福をお祈りします。